この日は近くで大火事だった
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真夏の熱気を通り雨が冷ますと、すかさず秋が入り込む。

水蒸気のかたまりだった雲は、やがて空一杯に千切れて広がり、青と白の曼荼羅をガラスの向こうに展開している。
制服の俺は、目に映る景色を頭の中で切り取りながら、午後に備えて昼食をオレンジジュースで流し込む。

食後の煙をくゆらせて友も同じく憂いているが、それでも強く生きている。

喫茶店の帰り道。肩越しの風は真実味の無い爽やかさ。
火照った身体のアラ熱を、やる気と一緒に連れて行く。

早すぎる9月の秋は、コオロギの声もうそ臭い。
それでもまだまだ暖かい。
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by shigekings | 2007-09-12 02:52 | たわごと
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